月下美人はきれいな白い花を咲かせる多肉植物。立派な花は1晩しか咲かず、花言葉にも儚い美があります。ちなみに、メキシコ原産でサボテンの仲間です。
また、月下美人は香りが強いことも特徴で、ジャスミンに似た上品な香りがします。香りは花が咲いたときに周りに漂い、花が咲いたのが別の部屋にいてもわかるくらいでしょう。
今回はそんな月下美人をおりがみで作ります。
おりがみの月下美人なら1晩でなく、ずっと咲いてきれいな様を見ることが出来ます。折るのはかなり難しいですが、飾るのにもぴったりなおりがみです。
それでは、おりがみで月下美人を作っていきましょう。
月下美人を折るときに準備するもの
・15cm×15cmおりがみ(4枚)
・ハサミ
・糸(たこ糸のように少し太めのもの)※必要であれば
※ハサミは取り扱い注意!小さなお子さんが作るときは保護者のもとで作るようにしましょう。
月下美人の折り方(画像付きで解説)
1.まず、【五角形】を作っていきます。
表を上にした状態で横に半分に折り、さらに半分に折ります。
2.一旦開き、左側半分だけ対角線で折れ線をつけます。
端の方までつけずに、中心部分のみにつけます。
3.右側下の角を、2でつけた折れ線の中心点に向けを折り上げます。
折り上げた部分の左側を、右の縁に沿って折ります。
4.今度は折れ線をつけた方の左下の角を、3の左縁に沿って折ります。
5.裏返し、左右の縁を合わせるように折りたたみます。
6.もう一度裏返し、画像の赤点線のところからハサミで切り離します。
綺麗に広げれば、五角形の完成です。同じ工程を繰り返し、これを2枚作っておきます。
7.次に、【花びら(外側)】を作っていきます。(五角形を作ったおりがみとは別の新しいおりがみをご用意ください。)
表を上にして、縦横に折り目をつけます。
裏返して、今後は対角線で折り目をつけます。
8.折れ線の通りに折りたたみます。
9.1枚起こし、中から広げて潰すように折りたたみます。
残りの3ヶ所も同様に折ります。
10.左右の角を、中心線に向けて折ります。
そのまま下の角を、上の頂点に向けて折り上げます。線がつきにくいので、しっかりと指で折れ線をつけましょう。
11.180℃回転させ、内側から持ち上げ広げるようにして折れ線の通りに折りたたみます。
残りの3ヶ所も、同様に折ります。
12.表と裏、1枚ずつ同じ方向にめくります。
画像の向きで置きます。(左が分かれていない方、右が分かれている方です。)
13.幅が3等分の長さになるように、上下を折っていきます。
画像が折り終わった状態です。
残り3ヶ所も、同様に折ります。
14.花びら部分を、半分から下に折り下げます。
他の3ヶ所も同様に折ります。
15.広げて形を整えます。
横から見た状態です。
16.7~15の工程を繰り返し、これを2個作ってください。
そして、1つを中に入れ込んで重ねます。横から見た状態です。
17.【花びら(内側)】を作っていきます。工程6で作った五角形の紙を広げ、折れ線の通りに折りたたみます。
左右が3枚と2枚になります。
18.幅が3等分になるように、左右の角を内側に折ります。
19.一旦開き、18でつけた折れ線に向けて左右を折ります。
一度開いて、袋を開くようにして折りたたみます。
残りも同様に折り、1枚だけのところは画像のようになります。
20.画像左の黒線のところで谷折りにし、右側のように折れ線の通りに折りたたみます。
残りも同様に折ります。
21.表と裏、1枚ずつめくっていき、中心線に向けて左右を折ります。
全て折ったら画像のようになります。
22.花びら部分を広げていきます。
裏からみた状態です。
残りの4ヶ所も同様に折ります。
23.花びらの先を少し折り、丸みを帯びるようにします。
【花びら(内側)】の1つはこれで完成です。
24.もう1枚の五角形で作る分は、17~21まで同じ工程で折った後に花びらを開かずに、花びらの先を少し折るだけにします。
花びらが開いている方の中に、開いていないものを入れ込んだら、画像のようになります。
25.花びら(外側)の中に、花びら(内側)を入れ込み、形を整えれば完成です。
※浮いてきやすいので、しっかりとくっつけたいのであれば、針にたこ糸などを通して、各パーツの中心を通るように糸を通し、絞って結べば、綺麗なお花の形になります。
まとめ
月下美人は複雑なおりがみです。
おりがみの経験が少ないうちは難しいので、他のおりがみで慣れてから作るようにしましょう。
月下美人の折り紙は大作なので、初めて折れたときは達成感がありますよ。
また、月下美人を折るときは工程1つずつを丁寧にやるようにしましょう。折り忘れている部分があってわからなくなるなんてことも起こりえます。
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